北海道新聞にて、セラピア自然農園記事掲載

04.15

野菜作り通じ社会参加へ。障害者就労支援 函館のNPOセラピア 農園開園コープさっぽろで販売目指す。北海道新聞朝刊 令和3年4月10日(土曜日)

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野菜作り通じ社会参加へ
障害者就労支援 函館のNPOセラピア
農園開園 コープで販売目指す障害者の就労支援に取り組むNPO法人セラピア(函館市桔梗町、平田聡理事長)は1日、函館市石川町の土地に「セラピア自然農園晴れたらいいね」を開園し、野菜作りに向けた活動を始めた。障害者やひきこもりの人に農作業に従事してやりがいを感じてもらい、社会参加や就労を促す狙い。今季も野菜販売を目指す。(野口今日子)

NPO法人セラピアは昨年2月から、農業現場に障害者の力を活かす「農福連携」事業を始めた。
昨年7月には北斗市内の農家の土地を借り、大根や長ネギなどを栽培し、農業を学んだ。本年度は、野菜作りに本格的に取り組もうと、函館市石川町の土地を借りて農園を開いた。
農園の利用対象は、精神障害者やひきこもりの人など。公的支援が受けられず、就職や社会参加が難しくなっている人も支えようと、精神障害がごく軽度で障害者手帳の取得が難しい人も対象とする。平田聡理事長は、「一番大変な制度のはざまにいる方々の働く場所も作り、自立を後押ししたい。土と野菜に触れて、生きる喜びを感じてほしい」と話す。
セラピア自然農園では、4月1日から職員と利用者計5人で、くわを使って農園1ヘクタールの整地を行っている。化学肥料や農薬を使わない「自然農法」の実現を目標としており、土づくりに励む。精神障害のある女性利用者は、「手作業で一から農地を作るのは大変だが、やりがいを感じている。美味しい野菜を育てたい」と意気込む。
NPO法人セラピアでは、4月下旬からほうれん草や小松菜、カブや大根などを作付けし、6月上旬頃の収穫を見込む。育てた野菜は、道南にあるコープさっぽろ12店舗の「ご近所やさいコーナー」で販売される予定だ。
NPO法人セラピアはトラクターの導入を目指しており、セラピア自然農園近くに更衣室、トイレも設置したい考えだ。ただ、活動資金が不足しており、寄付を募っている。問い合わせはNPO法人セラピア電話番号0138472512若しくは09015270367、FAX0138472512へ。メールは、selapia@msc.ncv.ne.jp

写真は、くわで畑を耕している平田聡理事長

北海道新聞朝刊 令和3年4月10日(土曜日)

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口座名義、特定非営利活動法人セラピア理事長平田聡

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口座名義、特定非営利活動法人セラピア理事長平田聡

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口座名義、特定非営利活動法人セラピア理事長平田聡

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